BIEN: "I want to draw pure lines"

By Sophie Arni


I met BIEN in Shibuya as he was getting ready to show at the VOLTA Art Fair in Basel, Switzerland. The young Japanese artist has been getting quite some attention in Tokyo recently, with his solo show at the BLOCK HOUSE TOKYO and his inclusion at the star-studded Watari Museum of Art's Rebel Without a Cause exhibition. BIEN is an artist from Tokyo, who loves hot dogs as much as drawing, who is inspired by old character shapes and graffiti to create striking abstract compositions. A fountain of influences and a genuine curiosity drives BIEN to reach purity of thought and shape in on his canvases, murals, and drawings. We met at Wired Café, on the 7th floor of Shibuya's Tsutaya for a discussion on graffiti, drawing, and artistic experimentations.

BIEN, Haunted Castle, 2018. Cutting sheet on wood. 91 x 91cm. Exhibited at BLOCK HOUSE Tokyo. Image courtesy of the artist.


- English translation follows -

S.A.: -インタビューありがとうございます。Global Art Dailyマガジン第一号刊行の際、Side Core のリサーチをしている時、Bienさんの作品に出会いました。2016年の石巻でのReborn Art Festival にSide Core と共に参加なされて、その後、東京では、Block Houseでのsolo show, "Woozy Wizard"展、そして、今年は、Watarium Museum of Contemporary Art でのメイジャーグループ展に参加しましたね。私の最初の質問は、あなたのストリートアートとストリートカルチャーへのルーツについてです - Side Coreの活動を中心とした -。あなたの作品はグラフィティーアートからインスピレーションを得た作品と言えますか? ストリートにおいて、グラフィティー活動をしたことがありますか? あなたは、東京で生まれ育ちましたが、どのように東京が制作活動に影響しましたか?

BIEN: - そうですね、ストリートカルチャーからの影響は、すごく得ています。グラフィティーアートとか。例えば、僕の線は、文字とか、いろいろなキャラクターの形を崩して描いています。グラフィティーも文字を解体して、崩していった表現だったり、スプレーで太い線が一気に描けたりとか、そういうところからも影響を受けていると思います。

-グラフィティー活動をストリートでしたことは?

BIEN: -あります!最初はポスターを貼ったりとかしていました。どちらかというと、まずグラフィックなものを作って、それをスティカーにして外に貼る、原宿とかで、そういう活動は、したことがあります。

-東京育ちを意識したことはありますか?

BIEN: -別に意識したことはありません。ただ、最近になって、地方へ行ったり、外国へ行ったりする機会が増えて、外から東京を見ると、面白いところだなと思います。また、アーティストとか、活動家が、身近に居るということは、刺激的です。

-Watarium Museum での『理由なき反抗』のグループ展を見た時、あなたの作品は、私たちの飽和した世界で、造形を超えて生み出す未加工で、新しいエネルギーを語っていると強く感じました。私は、あなたのラインをピュアで、無垢で、無邪気で、勇気ある自己表現だと考えています。あなたの抽象的表現とラインのチョイスには、他にどんな意味がありますか? あなたのラインの形やコンポジションの背後に、例えばアニメのキャラクターとかの他のインスピレーションがありますか?

BIEN: -制作をする時は、いろいろなキャラクターの形とか、文字を見て、動かしていく、そして、そこから解体作業をして、ピュアな線を求めていきます。

-解体されたピュアな線が、真のエッセンスとなり、作品に対しての言葉でのメッセージが不要で、線自体が見るものに語りかけてくるように感じられます。ピュアでイノセントな線だから屈折せず視覚に入ってくるのだと思います。

BIEN: -確かに、僕が表現したいものは、子供が描いた落書きのようなイノセントなものとか、あるいは、全くの自然によってできた道端のひび割れだとか、あまりそこに思考の入っていないピュアな線です。それを目指して描いているのですが、僕自身は、無垢には成りきれない、でもそれを目指して描いている部分はあります。記号的なものというか、人間になる前の線を目指しています。

-アニメからのインスピレーションはありますか?

BIEN: -古い昔の漫画が好きですね。ディズニーの漫画、アメリカ漫画のキャラクターが好きです!父が東京ディズニーランドが大好きで、子供の頃よく連れていってくれたんです。ミッキーマウスとか、ロジャーラビット、トゥーンタウンとか、ユーモラスな動きのある、エネルギーに満ちた、現実ではできないような表現をやってのけるアニメが好きでした。手足が伸びたり、体がペチャンコになったりするキャラクターのトランスフォーメーションが面白くて、大好きです。

-面白い!日本のアニメは?

BIEN: -やっぱり昔の漫画が好きですね。手塚治虫とか、もっと古い "のらくろ" とか。

-さて、Watarium のグループ展において、あなたは、Andy Warhol, Keith Haring, Gilbert & George, Robert Mapplethorpeらと同じ展示室の大きな壁にペイントしましたね。Keith Haringの作品のかけられた壁に自身の作品を描くフィーィングは? どんな思いでしたか? プレッシャーとか感じましたか? きっとあなたにとって素晴らしい経験だったと思います。

BIEN: -Watariumでは、やはり最初、描いている最中にプレッシャーを感じたりしました。まず最初に作品群の設営から入っていって、Keith HaringとかGilbert&Georgeの絵を壁にかけ、そのあとで、最後の2日間くらいの間に、僕に彼らの絵のかけられた同じ壁に描くように言われました。その前まで、ソワソワしていて、自分の壁のスペースはあるけれど、まず他の作品をかけ終わらせなければならないし、じゃあ、その後どうしようか?と考えていました。描き始めの時も、僕は、その場で決めることが多くて、Watariumの時も他の展示物がかけ終わった後で、やっと気分がクリエイティブなテンションになってきて、その時点で、どう描くか決めていきました。始めから終わりまでずっと落ち着かずにいて、どうなるかなぁと頭の片隅では考えていました。ナーバスには成ったけれど、描いている時は、気分も乗り、楽しかったです。いろいろなアーティスト達がこの壁に描いていたのを見てきて、今自分が、観客としてではなく、実際に描いていることが、楽しく嬉しかったです。

-作品制作にどれくらい時間がかかりましたか?

BIEN: -24時間です!

-ワァー!4、5日は、かかったと思ってました!

BIEN: -いいえ、24時間、眠らずに、ノンストップで仕上げました!壁の高いところに描いたので、三脚を登ったり、降りたり...

-プロジェクターとかも使って?

BIEN: -いいえ、僕は、プロジェクターは、一切使いません。これは、常に気をつけているところですが、プロジェクターは、使いたくない。ドローイングをする時って、例えばA3くらいの紙に描く場合、下書きせず描きます、いきなり描いていく。その気持ちで、大きい作品もその場で考えて描いていきます。その場で、線を描き足し続けていくので、プロジェクターは使わずに、一本一本その場で決めて、描いていきます。

-私は、事前に、すでにある程度の計算をして、描いているのかと思っていました。長いこと考え抜いて、ラインを決めるような感じで、即興には、見えないラインだと思いました。

BIEN: -考え抜いては、いますが、プロジェクターは、使いません。

-次は、ホットドッグの話題ですが、過去のインタビューで、ホットドッグが大好きで、ホットドッグのケチャップとマスタードのラインの写真を集めているといっていましたね。凄い!

BIEN: -ホットドッグは、美しいと思います。簡単に食べられるし...ストリートフード的なところも好きです。僕は、シンプルなIKEAのホットドッグがすきです!原宿のニューヨークスタイルのアメリカ人による移動トラックのものは、中でも一番うまいと思います!マスタードとケチャプのラインもいい感じです!

-わかりました ! さて、次の質問です。あなたは、美しく印象的なラインを作り、いつも抽象化され、通常は、一度に一つか二つの色を使いますね。あなたの気に入った色はなんですか?

BIEN: -やはり、ブラックかな。

-黒と白の作品が多いですね。では、今年の、あなたにとって2018年の色は、何色ですか?

BIEN: -.........パープル!ちょっとホラー的な、ゴーストや、マジシャンみたいな、古臭くて、未来的でもある、そんなパープルにインスピレーションを感じます。

-あなたは、木彫り、ステッカー、ステンシル、ぺん、アクリル絵の具でも制作していますが、どのメディアムが気に入っていますか?

BIEN: -やはり、ペンです。簡単に自由に描けるし、白と黒のラインも好きです。自由自在なところが刺激的で、面白いです。

-あなたの作品は規律と共にとても流動的です。グラフィック・イリュストレーション、コンセプチャルアート、そして同時にパブリック・インスタレーションとも考えられます。私はまた、あなたが黒と白のコンポジションからプリントとTシャツを制作しているのをInstagramで見ました。ファッションブランドとのコラボレーションとかしたいと思いますか? 村上隆とLouis Vitton あるいは、Mapplethorpe とRaf Simons など? 商品化、展覧会、コンセプチャルな実践において、特に東京でのアート界の現在の流れについて、あなは、どんな見解を持っていますか?

BIEN: -ファションとアートの共存には、否定的ではありません。僕自身、T-シャツを作っているし、自分が影響された文化の中に、グラフィティーや、ストリートアートがあったわけで、そういったアーティストたちがキャンバスにも描くし、おなじようにT-シャツも作ってる、その壁のないところが好きです。だから、そこには否定的な見解は、ありませんし、むしろ、やりたいです。でも、Louis Vitton とかハイブランドとのコラボとか、そこまでいくと、ちょっと意味が変わってくる気がします。自分では、まだ考えられないですが、でも、もし自分にオファーが来たとしたら、面白いのかなぁとも思います。それを利用して、さらにクリエイティブなことができるのであれば、すごく面白いし、挑戦してみたいです。中学生の頃、いろいろなファッションブランドのロゴやキャラクターが流行っていて、雑誌とかみて、それらのロゴが面白いなぁと思いました。みんながロゴのついた服を着ていて、愉快でした。僕も自分のフェイスロゴの入ったT-シャツを作っています、趣味としてですけれど。

-最後の質問になりますが、あなたにとって成功とは、どんなものですか? あなたが達成したいことは、なんですか?

BIEN: -僕は、自分が表現したいことを、見てくれる人たちとの間において、誤解のないように伝えられる状況をずっと維持していけたらいいなぁと思います。今は、主に平面の作品が多いのですが、いろいろな方向に、自分の興味ある方向に、好きなことを表現していける、そういう作品制作の行動ができる、ということが今のところ成功だと思っています。そのために、日々動いていきたいです。多くの人に僕